賃貸と持ち家について、比較してみた かなたさん。
コスト面を考えると、かなたさんちにとっては賃貸の方がよさそうです。
でも、まだ腑に落ちないところがあるので、賃貸・持ち家論争は置いておいて、マイホームについて掘り下げて考えてみることにしました。
「マイホーム」って何?
そもそもマイホームって何なんでしょう?
「マイホーム」は一般的に持ち家を指すことが多いように思います。
でも、賃貸か持ち家かではなく、どんな人生を送りたいのか?
そのために必要な要素の一つとして、「どんな家に住みたいのか」があるんだと思います。
「幸せな人生を送るための場所」それを「マイホーム」として、家に求めるものとして整理していく必要があるかなと思います。
賃貸でも「マイホーム」、家が変わっても「マイホーム」。
まだ、家づくり真っ最中。この記事は少し前を思い出して書いています。
「どんな人生を送りたいのか?」いろんなことを決めなければならない中で、家を買うことは一つの手段であることを忘れて何度も迷走しました。
手段が目的になってしまう。
よくあることですが、何が大事で家づくりを始めたんだっけ?そんな初心をまとめていきます。
1.立地と環境~どんなところに住みたいですか?~
かなたさん一家は土地を持っていません。もっくん(夫)の両親は近くに住んでいますが、賃貸住まいなので、相続予定の土地もありません。
かなたさん一家の家づくりは土地探しからスタートです。
立地についてはあまり迷いはありませんでした。
夫婦二人だけの時は、会社へのアクセスがいいところに住んでしましたが、子どもが生まれて、子育て環境の充実した地域に引っ越していました。
いわゆる郊外の住宅地ですが、今住んでいる場所がとっても気に入っているかなたさん一家。
そして、しんくん(長男)は、保育園のお友達と同じ小学校に行くことを強く希望しています。
スーパー、病院、学校、公園など子育てをしながら生活をするのに必要な施設が一通りそろっていることは、すでに住んでいてよく分かっているので、小学校区を限定していれば問題はなさそうです。
かなたさんは電車通勤、もっくんは車通勤です。
もっくんは同じ小学校区内であればどこに住んでも通勤時間は大きく変わりませんが、同じ小学校区内でも駅までかなり時間がかかる場所もあります。 通勤は毎日のことなので、「バス停まで徒歩10分以内」これは譲れません。
かなたさんの場合、結果論ですが、土地購入をする前に賃貸で住んでいたことはかなり大きなアドバンテージになったと思います。(詳しくは後々。)
まだ子どもが小さくて、もしくは生まれていなくて、将来住宅購入を検討されている方は、まずは賃貸で希望エリアに住んでみるというのはおすすめです。
2.ライフスタイル~その家でどんな人生を送りたいの?~
かなたさん一家は共働きで、家にいる時間は限られます。
その分、家で家族と過ごす時間を大切にしています。
天気のいい日に庭でランチをしたり、子どもと家庭菜園の収穫をしたり、そんな時間をこれからも持ちたいと思っています。
子どもたちの成長を見守り、巣立った後も帰ってこれる場所でありたい。それがかなたさんの理想です。
もっくんは家で仕事をすることも多く、それ以外でも一人の時間を大事にしています。一人の時間がクリエイティビティの源となっているようです。
これから子どもたちが大きくなれば、一人の時間も増えるでしょう。そのため、家族の時間と一人の時間の両方を大切にできる家が理想です。
かなたさんの実家は遠く、たまにしか帰省はできませんが、初めての出産のとき、生まれ育った家で過ごすことで、安心して育児ができました。
あいちゃん(長女)が希望すればですが、
母がしてくれたことをあいちゃんにもしてあげたいなと思っています。
3.間取りと機能性~どうすればより快適に生活できる?~
家事をしやすい間取り、設備
共働き夫婦のかなたさんたちは、協力して日々の家事を行っています。
効率的な家事動線は魅力的です。 最近流行りの回遊動線もかなたさんは気になっています。
現在の住まいでは、水回りがまとまっていないことや、室内干しスペースが狭いこと、収納が少ないことなど不満があります。
一方で、キッチンは賃貸物件にしては広めで最新設備ではないものの、大きな不満はありません。
ただ、ホットクックなどの家電調理器をよく使うので、コンセントはもっと欲しいなと思っています。
断熱性の優れた快適なおうち
築30年のアパートは季節ごとの気温の変化の影響を受けやすく、夏はめっちゃ暑く冬はめっちゃ寒くなります。冷暖房の効率も悪く、快適に過ごすのが難しい状況です。
これを改善するために、断熱性や冷暖房の効率性に優れた家に住みたいなと思っています。
「冬に温かいお風呂に入りたい」という切なる望みも断熱性能に優れた家なら叶いそうです。
収納力アップ!
アウトドアが趣味のかなたさん一家は年々増えてきたキャンプグッズの置き場に困っています。
現在住んでいるアパートはLDKに収納がないのですが、子どもが小さくリビングで過ごすことも多いので、おもちゃなどがあふれてしまっています。
必要な場所に必要な収納スペースがほしいなと思っています。
子どもと共に成長する家
今回、住宅購入を検討するきっかけとなった、子どもの成長。
まだ、個室が必要な年齢になっていませんが、しんくんも数年もすれば個室がほしいと言い出すかもしれません。
男女の兄妹なので、思春期には必ずそれぞれの個室が必要になるかなと思います。
そして、子どもはいつか巣立っていきます。
その後も夫婦二人で快適に過ごすことができ、子どもたちがいつでも帰ってくることができる家、それが かなたさんが理想とする家です。
4.デザインとスタイル~どんなおうちがお好み?~
かなたさん夫婦は、どちらかと言うとデザインよりも機能性重視です。
特にもっくんはデザインには興味なし。
でも、奇抜なものは落ち着かないので無難なデザインなら何でもいいという感じのようです。
かなたさんはおしゃれな家に住みたいなという希望は抱きつつも、具体的に採用したいデザインやスタイルはありません。
モノトーンでシックなデザインよりは、自然の素材や色使いを取り入れたナチュラルなデザインの方が好きかなという感じです。
トレンドを追い求めるのではなく、家族みんなが心地よく過ごすことができ、飽きずに愛着を持ち続けられるおうちが理想的です。
5.コストと予算~家にいくらかけられる?
家を購入する際に欠かせない重要な要素の一つがコストと予算です。
この項目については、かなたさん夫婦が悩んだポイントでもあるので、後々詳しい記事を書いていきたいと思っています。
一般的に住宅の購入価格は年収の5~6倍などと言われますが、どんな家を買うのかによって維持管理経費が変わってきます。
それらも含めた生涯コストを考えていく必要があります。
また、年収などから支払い可能なローン額を算出することはできますが、その金額を本当に家にかけるのというのは別問題です。
住宅にコストをかけずに、趣味や教育やその他のことにお金を使うことだってできます。
お金について、いろいろと考えたことや、かなたさんともっくんの攻防については、後々の記事でまとめていく予定です。
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「マイホーム」を構成する要素について、5つに分けて整理してみました。
かなたさんにとって重要なこと、そうでもないこと、少しずつ明確になってきました。
かなたさんが住宅購入を決断するまでに考えたことを発信することで、住宅購入について悩んでいる人の一助になればうれしいです。